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2012/01/17

1.17

京都から受験で向かった神戸は、とても高いビルが並ぶ街でしてね。
「うわ、空が見えないじゃん」
って思ったものです。

当時、僕は梅田や難波は数回行ったことがありましたが、
街と言えば四条河原町でして。
京都って、ビルの背が低くてね。
向こうには大文字山が見えるのが当たり前。

そんな僕が、快速に乗って(新快速には乗らなかった)
特に受験勉強もせず
電車の中で参考書を開いて、受験に挑みました。

今、考えると高校受験の時の方が勉強しました。


ほんで。
いざ大学に通うとなって。
新聞奨学生制度を利用しました。
で。お世話になる新聞販売店の所長が「一度お店に来なさい」と。

「新幹線に乗ってきたらええやん」

へ?新幹線?

生まれて初めて、一人で新幹線に乗ったのがその時。



神戸での生活で、一番最初に買い物をしたのは、大きな鏡でした。
テレビ、KBS京都が映らなくて寂しかったです。
ラジオもそう。KBSが聴けなくてね。


神戸での5年間。

20歳の年、僕はバイト中に事故って1年入院したのです。大学は休学しました。

そう。神戸での5年間ですよ。
はじめての経験ばっかでした。

海なんて、京都人には縁遠いし。
高層ビルも京都にはない。
大学の友人たちと、新開地の卓球場に行ったり、
垂水のテニスコートで遊んだり。
明石の居酒屋で吐くほど飲んだり。


道に迷ってもね。
坂を下りると、2号線。

逆に。原付がスピード出ないほどの急な上り坂。


そうそう。
大学の先生に「信条と信仰の違いをまとめてきてごらん」って言われてね。
僕、経済学部に入ったんですけど、
一番面白かった授業が「キリスト教概論」だったもんなぁ。

今はもうお亡くなりになったそうですが。
当時、厳しい先生って聞いていた、T牧師。
その方の研究室にお邪魔して、自分なりに考えた答えを話してね。

で。先生の答え。
ひとことで終わりました。

信条は、その対象が変化することもある。
信仰は、その対象が普遍的なものである。


T牧師、僕は今でもあなたの言葉、時々若い子らに伝えてますよ。




震災の3日前。僕は大阪に引っ越してました。
なので、僕はテレビで神戸の状態を確認しました。
卒論を出しに神戸に行ったのですが、
確か、あの時、郵送でも受けつけると聞いていたんですけど、
神戸に行きたい、って思いましてね。

阪神電車に乗って、途中徒歩で神戸駅まで向かって。

市バスが超満員で、乗れなくて。
パトカーがたくさんあって。
道路がボッコッって盛り上がってて。

やっとこさついた大学は、震災の影響がほぼなく。


で。震災から一年後。
今度は僕が住んでいた町を見たい、って思って。
明石から神姫バス乗って。

そしたら。
僕の住んでいたオンボロアパートは健在。
でも、まわりのアパートはほぼすべて、駐車場になっていました。

僕が当時お世話になった新聞販売店の所長は、
震災後、所長を辞められて、ご兄弟のお店を手伝っていると聞きました。
当時、僕がお世話になったバイト先の主任がおっしゃられた言葉が印象的でした。

「あんとき、加古川まで行けば、食糧は売っててん。
 でも、俺ら、その元気がなかってん」



あれから17年。早いものですね。
神戸に住んでいた5年間。
ほんで、京都で育った18年間。
よく考えると、僕、もうすぐ大阪にいる期間が一番長くなります。


でもね。
たった5年でも、あの時の5年間は大きかったですよ。
今でも時々、帰りたくなりますもん。



みんな元気にしとーかな。
でも、みんなおっちゃん、おばちゃんになっとーやろな。

なんて。
笑。
ただの日記 | Comments(0) | Trackback(0)
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