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2013/03/03

元極道のおっちゃん。その2か3くらい。

去年の11月くらいから高齢者マンションに入居された、
「元極道のおっちゃん」と僕が呼んでいるMさん。69歳。

お正月、マンションにベロンベロンに酔って、帰ってきて
玄関の自動ドアをバンバン蹴りまして。
次やったら退去ですよ、と警告を受けてしまったおっちゃん。

86歳か87歳か。
それくらいになるおっちゃんのお母さん。
高齢者マンションでの息子さんの生活が心配で、
時々面会に来られる。

普通と逆やないか。
ってツッコミはおいといて。

高齢者マンションに入居の保証人は妹さんが引き受けて。

妹さん 「おにいちゃん、親孝行を思うなら、早く死んで」
おかん 「頼むから、親孝行を思うなら、親より早く死なんといてくれ」

ま。そんなおっちゃんです。

僕が見るおっちゃん。
彼の目が印象的なんですよ。
昔、ヤンチャしていたのは分かる。
腹座っています。
でも、優しいんですよね。
ワルじゃないです。
気性は荒いんだけど。



でね。そのMさん。
今日、僕に話すわけです。

このマンションに来て、ずっとお風呂で背中を流してくれたヘルパーさん。
最近、見ないなと思って、他の人に聞いてみたら、
2月いっぱいで辞めたって。

「おれ、あのヘルパーさん、冗談通じるから好きやってん」

おっちゃんクラスのヤンチャしていた人の冗談って、分かりにくいからね。
ま、普通の人なら、対応に困るわな。

「あら、背中、綺麗な絵描いてるわね」
「おお、そうや。若いとき調子乗って入れてもうてん。もういらんから綺麗に消してくれや」
「…タオルでこすったら、血行がよくなって、余計に浮き出てきたで」


おっちゃんもね。いろいろ考えているんですよ。
でも、なかなかうまいこといかんのです。
それ、日頃の行いが悪かったから、で済ますにはね。
だって、ここ、高齢者マンションだし。
ここがアカンかったら、次行くとこないです。



ま。僕はね。
ヘルパーさんでもないし。
入居者でもない。
週2回、通っているだけの、入居者の家族です。
だから、ちょうどいいんです。

「お、おっちゃん。どないしたんです?また悪さでもしましたんか?」
「おお、そうや。俺、また○○さんに怒られてもうたん」

こんな感じでいいやないですか。
うん。
ただの日記 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
怒ってくれる人がいるって、きちんとその人の居場所があるってことですよね。
Re: タイトルなし
その通りだと思います。うん。その通りだね。

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