2013/12/23

談話するところがない

おとといの土曜日。
高専賃に行くと、Mばあちゃんが僕の顔を見て。
「椅子が撤去されたんや」と悲しそうに離しました。

椅子とはこのことです。

チェア

食堂で食事を終えたあと。
何人かのお年寄りがここに座って、ダベるのです。
ここで一番長い部類に入る入居者のMばあちゃんいわく「ここが出来た時からあった」とのこと。

理由は「配膳の際に危ないから」だそうですが、
みんなそう思っていません。
MさんやOさん、Tさんと言った比較的元気なお年寄りが、ここでダベらさないことで
高専賃への不満などを噴出させないため、とみんなとらえています。
ま。ここの管理者は時々「風紀を乱す」って表現しますのでね。
僕もそう思います。

高専賃なのでね。基本は在宅と同じ。
だからお風呂とトイレとお部屋があればいいのです。
あと便宜上、大食堂かな。

でも。お年寄りが集まって暮らす施設でもあるわけだから、
何かしらの談話室を設けてもいいだろうに。
ってか、臭いものには蓋をしろ的発想が気にくわん。

「ここに入って楽しみが少ないのに、おしゃべりさえさせてくれへんのんか」
「食事も美味しくないし、おしゃべりもでけへんし、もうウチらに早よ死ねってことなんやろな」

食事が不味いのは、ある意味仕方がないことかも知れません。
糖尿持ちの人に合わせてメニューを組んでいるので。
ただ、これも突っ込めます。
だって、週に1~2回。
"お好み焼きとごはん"みたいないかにも血糖値をあげるメニューを出す。
"ラーメンとごはん"もあったと思う。

このようなことを"お客様"でもある入居者のみんなに言わせたらアカンでしょ。
でも、悲しいかな。お年寄りの施設はこういうところが多い。

「私はせめて、椅子を撤去するのなら、代替案として談話室を設けるべきなのですが」

ここで数少ないまともな考えを持つ●●ヘルパー。


ま。でも。いいところもたくさんあります。
低反発のベッド。とても寝心地がよさそうです。
テレビも24時間観放題だし。
エアコンも常につけておいても大丈夫。
トイレもお部屋内にあります。
設備面だけを見たら、僕もここに入りたいです。

が。コロコロ変わるヘルパー。
入居者より、オーナーの意向ばかり伺う管理者。
ってか、ここを利用している"お客様"は誰なんだ?

イスの撤去もそう。
物事のとらえ方がズレている。


一所懸命生きてきてね。
この国に長い期間、税金を納めてきてね。
子供たちも育てて。
その子供たちがまたこの国に税を納めている。
この国のたいせつな市民です。

が。用が済んだら、あとは適当に。
じゃ、すまねーだろ。
だって、今の若い子たちは、未来を描くにあたって。
今のお年寄りが置かれている状況を参考にするんです。
なのに、今のお年寄りが悲しい顔をしていたら、
若い子たち、明るい未来を描くことができますか?

子供と老人が笑えない国に、明るい未来はありません。
だから、僕は少しでも多く、これらの人に笑って欲しいと思うのです。
ただの日記 | Comments(5) | Trackback(0)
Comment
No title
椅子のあるフロアに、お部屋もあるのなら
やっぱり騒がしいのが気になる方もいらっしゃるんでしょうか。

詳しくなくて申し訳ないのですが、サービス付き高齢者専用賃貸住宅に入居しながら、外部のデイサービスの利用などは出来ないものなのでしょうか。
もしそれが可能であれば、昼食はデイでとったり、お話も出来ていいのになぁと思います。

椅子が無くなったのは寂しそうですが、お住まいの方々も、気持ちが外にも向かっていくような結果になるといいですね。
まぁ。そうかもしれませんね。
中に対して、いろいろと交渉しても、どうにもならんので、
外へと気持ちを切り替えていく方が、残された時間から考えて、得策かもしれません。

デイなどは、彼らからすると当然の権利です。
だから、デイのほか。
単純に、100名のお年寄りが住むところで、大食堂もあるんだから、
それぞれの入居者が交流を深める要素を否定する要因を作るのは、どうだろうか。

考え方が逆なんですよね。
騒がしいのなら、イスを撤去するんじゃなく。
臭いものに蓋をしても、何の解決にもならない。
単純なことです。
談話室を設けたら、すべて解決します。

臭いものに蓋をするのは、誰でもできます。
でも、それによって悲しむ人がいます。

お年寄りには耳が遠い人もたくさんいます。
だから、大声で会話するのは仕方がありません。
それが前提です。

デイと、高専賃の人間関係は別ですのでね。
高専賃がダメなら、デイで。
っていう考え方は、おかしいと思います。
No title
こんにちは。お返事ありがとうございます。
テレビなんかあって、自由にゆっくりできる場所があれば、本当にいいですね。
それは十分、お書きになっていたので、私は省いてしまいました。申し訳ありません。

読ませて頂いて私にも「高専賃内での人間関係を一番に大切にしたい。」という気持ちがありましたので、余計に外に向かう事を考えました。
でもおっしゃるように、外から戻ってきて、外であったことを皆さんで話せるような「場」が無いのですね。
少し考えが違っていたようです。軽率な事を申しました。すいません。
No title
追伸
臭いものに蓋ということに関しては、
臭いものが、利用者さんを苦しめる結果になるのなら
何か工夫しないといけないのかなと思いました。
同じ場所に住む者同士、濃厚になることで
厳しくなっていく関係もあるでしょう。
しかし、コミュニケーションを望む気持ちも、もっともっと大切にされてもいいですものね。

ありがとうございます、おかげで新しい見方が出来るようになりました。
あくまで、利用者さん目線に立っていたいですね。
臭いものに蓋ですが、
誰からみて、臭いものなのか。ですよね?
今回、チェアを省いたってのは、全部が全部とは言いませんが、施設側からすると「集まってダベることが都合悪い」と映っているからというのも否定できないですよね。
じゃなかったら、もっと違うやり方を取ったはずです。

僕が気に食わないところはそこです。
そこが治らない限りは、入居者にとって、いくら設備が充実していても、心が満たされることはありません。

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