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2010/10/29

先日とある喫茶店で。

85歳のおばあちゃんと一緒になりまして。
とてもおしゃれなお洋服を着こなされて、美味しそうにコーヒーを飲んでらっしゃる。

話を聞いてみると。
というか、勝手にぺらぺらを話してくれたのですが。笑

・今まで一度も結婚したことがない
・今も一人暮らしをしている
・一日に一度ほどヘルパーさんがくる
・時々、病院の帰りにお花を買って帰る
・若いときは画家をしていたらしい

などなど。
喫茶店の近くのアパートで一人暮らしをされてて、
時々、こうしてコーヒーを飲みにくるそうです。
「薬代にお金を使うより、こうしてコーヒーを飲んだり、お花を買ったりした方が嬉しい」
とのこと。


ちょっと滑舌が悪くて、ゴニョゴニョ喋らはります。
でも、頭はしっかりしてはりましてね。
会話もとてもスムーズにやりとりできます。
話される日本語も古い、って感じがしなく。
「リアルにそう思う」とかおっしゃる。
きっとテレビが好きなんでしょうかね。
今どきの普通の日常会話ができる方です。


でね。いろいろ話していたのですけど、ひとつ気になったところが。
そういやぁ。おじいちゃんおばあちゃんと話していると、そうだなぁ。
このおばあちゃんだけじゃないわ。全般的に多いわ。
ってな話題。

それはね。「死」です。
このおばあちゃん、だいたい10分に1度って感じで「死」について軽く話されました。

「私、実は150歳まで生きると思うんよ」など。

こういう話もされていました。
お花を買って帰ると、必ずその帰り道にお葬式に出会う。だから怖くなって、しばらくお花を買うの控えた。
とか。


そのおばあちゃん。
ちょっとして帰られたのですけど、あとで喫茶店のママさんに聞くと、時々こうしてお店にこられて、
一所懸命にいろいろ話されて、帰っていくのだそうです。
だいたいお店にこられて2~3時間。時には同じ話題を繰り返し。

必死なんでしょうね。
多分、自分のすべてをぶつけてこられるんでしょう。
だから、話を聞く方もかなりパワーがいる。疲れる。
でも、おばあちゃんは必死で話を聞いてもらいたい。


あとでいろいろ僕は考えてみたのです。
そうだなぁ。きっとおばあちゃんにとって。
毎日、いつ「死」がきてもおかしくはない。
言葉悪いけど、死刑囚が毎朝いつ看守が自分のところに来るか。
きっとおばあちゃんはそういう恐怖と毎日闘っていらっしゃるのではないか、と。

うちの祖母は10年以上前に他界したのですけど、
どうだっかなぁ。
あの人も最後まで一人暮らししてました。
で、ちょうどヘルパーさんがこられた時に倒れて、そのまま救急車に運ばれて病院で亡くなりました。

うちの祖母、毎晩ひとりでどんなこと考えていたんでしょうか。
いろんなこと思い出していたのかな。
そうでしょうね。きっと過去のこと。小さなころのこととか。若い頃苦労したこととか。
たくさんありますもんね。思い出すこと。


で。85歳のおばあちゃん。
一人暮らししてます。
きっと全国で、うちの母も含めてそういう人、多いと思います。
老人の一人暮らし。

ただね。そういう人の家に行って、いろいろお話を聞いたり。簡単な家事を手伝ったり。。。
とかいうボランティア。
その喫茶店のママとも話していたのですが、やっぱり難しいようです。
と、いうのも。
よくあるパターンなのですが、おじいちゃん・おばあちゃんに被害妄想が生じることも多く。
たとえば家に人が入った、ってだけで、あとで何か取られた!ってなるケースが多いそうです。

そういやぁ、母がお世話になっているヘルパー派遣会社さんも、
そういうモノの管理についてはかなり徹底されていらっしゃいますよ。
何か買い物をされた時はかならずレシートと残金を封筒に入れて置いてらっしゃる。
ま、当たり前なんですけど。


だから。そういう一人暮らしの老人宅への訪問とか。
やっぱり素人がボランティア感覚でするには、ちょっと荷が重いことかもしれません。
じゃ。僕にできることは何だろう、と。
少なくとも、自分の母のケアはできる限りしっかりしよう、と思ったのでした。

確かに難しいですよ。
自分の生活もしないとあかんし。その上、親のケアもしないとあかん。
お金もいるし、時には平日、仕事休んで病院とかに連れていかないとあかん、とか。
対人関係もしんどいですしね。


でもね~。
今、日本に住む人たち。全員がそういう意識を持って
少しでも自分の親のケアをしてあげたら、多分
もうちょっとあたたかみのある世の中になるんじゃないかな、と思うのです。


僕みたいに一人っ子じゃなく。
何人も兄弟がいるのに、親のことほったらかし。
そういう家庭、やっぱりあるそうです。ヘルパーさんに聞くと。

あ、レアケースだと思いますよ。
多くの方はちゃんと定期的にコミュニケーションを取られていると思います。

ま。でも。そういうレアケースの場合。
月に一度・二度でいいや。
ふらっと親が住む家を覗いてね。
なんか買い物とかしてきてあげたら、それだけで心があたたかくなりますよね。




てな感じで。
僕は明日、台風の中、京都に行くのです。。。
ある意味、この日記は自分に言い聞かせているわけなのですよ。はい。
笑。
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